TDミノー 6cmのDSP(ディープサスペンド)黒いパッケージに入っていましたね。
15年以上前の春、中学生だった僕は山中湖で手漕ぎボートを借りて通称砂の岬と言われるウィードが生えた岬の2.5mラインにアンカーを降ろし、当時JBで流行っていた小型ミノーやシャッドのトゥイッチングをビデオで見た通りに真似をしていました。
2回チャッチャッとトゥイッチして止める、チャッチャッ止め、東レの黄色いフロロカーボンの4lb、アブ製6.6ftライトパワーのスピニングロッドにダイワ製2500番のスピニングリール。
40cm位までを3匹釣って写ルンですで写真を撮ったんですね。
嬉しかったなぁ。
その6年後、僕もJBマスターズに参戦するようになって、秋の山中湖戦で11位になった時もこのTDミノーで釣ったんですね。
ウェイインしたバスのサイズも数も大したことは無かったけど、300艇以上の極限のプレッシャーの中では悪くない結果ですよね。
この時もチャッチャッ止め。
このルアーを見ると今でもあの頃の情景がまざまざと蘇ります。
あの頃の自分が何を考えていたとか。
中学生だったあの日は随分前から楽しみにしていたのに、前日から風が強くて釣りは無理かなと思いながら寝て、でも朝起きたらピーカンべた凪で凄く気持ち良かっんですよねぇ。
このルアーには思い出が詰まっています。
ルアーにはそんな力もあると思うんです。